TDEが集計した2021年度までの原石生産量統計データです。
■データに関して
●キンバリープロセス証明数により公表されているダイヤモンド原石生産量をベースとしています。
sorce: https://kimberleyprocessstatistics.org/public_statistics
ダイヤモンド原石の産出量は、不正に産出されたダイヤモンド原石の輸出入を規制することを目的とした国際的な証明制度「キンバリー・プロセス」によって99%以上管理されています。そのため、キンバリープロセスが公開しているデー タを分析する事で、ダイヤモンド原石の産出量を高い精度で把握する事ができるとTDEでは考えています。
■TDEが取りまとめたデータは以下の通りです。
以下リンクから、TDEが集計したエクセルデータがダウンロードできます。
TDE Summary Production KPC Counts 2021(エクセル)
■TDEでは以下の通り分析しています。
2021年のダイヤモンド原石の生産量は、2020年と比べ12%増加した1憶2000万カラットとなった。
生産量では、ロシアが全体の32.6%を占め1位となり、2位がボツワナの19.1%、3位がカナダの14.7%だった。
原石産出国が、コロナ禍にあっても、事業の拡大や増産に転じたことにより、生産量が拡大したためである。
ただし、オーストラリアのアーガイル鉱山が2020年に閉山したため、2019年の生産量には届かなかった。
生産金額においては、景気回復に伴う原石価格の値上りとアンゴラとジンバブエで事業を拡大した影響により、前年比で51%増の139億ドルとなった。
生産額では、ボツワナが33.3%の1位、ロシアが18.9%の2位、アンゴラが11.6%の3位となった。
金額面では、オーストラリアの生産がゼロになった分を相殺し、2019年の生産金額を上回ることとなった。
■注意
データは公開データといたしますが、ご使用に関しましては、
出典元:TDE(http://tde.or.jp/)を必ずご記入ください。
TDEは公開したデータおよびコメントに関しましては、できるだけ正確な情報をお伝えするようにしていますが、TDEの見解が含まれます。TDEは データやグラフ、コメントの内容及び利用結果を保証するものではありません。
TDE 一般社団法人 東京ダイヤモンドエクスチェンジ