GIAが合成ダイヤモンドの評価にダイヤモンドの4Cを使わない事を発表。

2025年6月2日、GIA(米国宝石学会)は、2025年後半から合成ダイヤモンド(ラボグロウンダイヤモンド)の品質評価に、天然ダイヤモンドで使用しているカラーやクラリティの等級付け「ダイヤモンドの4C」の使用を停止し、別の等級を定める事を発表しました。

GIAによると、市場に出回っている合成ダイヤモンドの95%以上が、非常に狭いカラーとクラリティの範囲に集中していて、詳細な4C評価がもはや適切ではないためだと説明しています。

新しい評価システムでは、GIAが定める合成ダイヤモンドの品質基準を満たしていれば「プレミアム」または「スタンダード」に分類され、品質が最低基準に満たない場合は、GIAでは評価しない事になります。

この変更の目的は、消費者に対して、天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの違いを明確にして、正しい情報を基に、購入判断ができるようにするためだと、GIAは説明しています。

GIAからの正式発表は以下のページをご覧ください。
https://www.gia.edu/gia-news-press/new-descriptive-terminology-for-laboratory-grown-diamonds

2025年7月11日
TDE WEBマガジン編集部

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